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ものづくりにかける夢     (有)森川製作所 代表取締役 森川一男

突然の社長交代

   「知人の紹介で会社に入り、早いもので17年が過ぎました。入社から3年後に会社を引き継ぎ、今日までの14年間よく無事に過ごしてきたなと思います。その間、たくさんの方々に支えられ励まされてまいりました。大変有難く感謝しています」
そう穏やかな笑顔で語ってくださった森川一男社長は、社員として働いていた会社で、突然社長から「お前に譲る」と会社を任され、驚きと困惑の中で社長業をスタートさせたそうです。その後、正式に(有)森川製作所として社名も改め、現在第9期を迎えられ、自動車、電気、機械、電車などの部品製造をメインに、時には新幹線のパンタグラフの部品製造なども手がけていらっしゃいます。

理想の会社を作るために学びたい

   同友会とは、経営者として身に付けるべき事を模索している中で出会い“社長の学校”というネーミングが気に入り、すぐに入会を決断されたそうです。そんな森川さんに今後の同友会活動について伺いましたところ「皆さん目的があって入会している為か、積極的かつ主体的に活動している姿に感心しました。早く自分も仲間になれるようになりたいと思っています。安定感、信頼性、存在感のある会社にしていけるよう、いろいろな機会に積極的に参加し、社員と共に学ぶことが目標です」と力強く語ってくださいました。森川さんはその言葉通り、入会当初から例会だけでなく、幹事会にも積極的に参加をされ、今や西部地区会にはなくてはならない存在になっていらっしゃいます。

日本の技術力に誇りと自信

 「今、大企業の海外進出で日本の製造業は苦しんでいます。しかし日本のものづくりの技術は世界一なんです。海外で生産した工業製品は、日本で手直しが必要なことが多々あるのが現実です。まだまだ日本とは差があると自負しています。今後は海外に負けないように、中小、零細企業が連携して、何かできるといいなあと真面目に考えているところなんです」
 そんな熱い思いを率直に語ってくださる真摯な人柄に、こちらが胸を打たれる取材のひと時でした。

もう一つの顔!?

   また…森川さんのもう一つの仕事?趣味?は、会社の裏にある広〜い畑で、季節の野菜を栽培することだそうです。畑にお邪魔してみたところ白菜、大根、ネギ、サツマイモ、などなど無農薬で有機栽培の野菜を丹念に育てていらっしゃいました。取材の帰りにはその野菜を持ちきれないくらいたくさん頂きました。ありがとうございました。
(取材/西部地区会広報委員会 雨間けい子)

会社概要

有限会社 森川製作所
代表取締役 森川一男
埼玉県狭山市鵜ノ木8−8
TEL:04−2955ー9043

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