傷ついた少年少女たちは、戦わないかたちで、自分たちの大切なものを守ることにした…。9月15日(土)全国ロードショー
関東近県の、たそがれた中都市。女子高校生ワラ(石原さとみ)は、大切なものが少しずつ失われていく毎日に嫌気がさし、ある日病院屋上のフェンスを乗り越える。その時現れた入院患者の少年、それがディノ(柳楽優弥)だった。手首に傷を負ったワラの心を見抜いたディノは、手首からほどけ落ちた包帯をフェンスに結び付ける。「!?」「手当て、や」。心から流れ出る血が止まったように感じるワラ。これが「包帯クラブ」の始まりだった。ワラの同級生タンシオ(貫地谷しほり)、そして浪人生ギモ(田中圭)が加わり、「包帯クラブ」が発足する。クラブの活動とは、『傷ついた出来事を投稿してもらい、傷ついた場所に包帯を巻いて「手当て」をする。その風景を撮影し、投稿した人にメールで送る』というもの。クラブに続々と集まってくる切ない願い。包帯を手に、街へ出るディノたち。街中に包帯が溢れていく中、次第に彼ら自身の「未だ癒えぬ傷」が明らかになっていく…
|