埼玉県では、児童虐待防止推進活動の一環として、保護者を対象とした取組としては初めてとなる「安心子育てチェックリスト」及び「児童虐待防止通告カード」を作成しました。
子育てにおける不安や悩みなどから、感情が力や言葉などの形となり、知らず知らずのうちに子どもを傷つけてしまうことがあります。子育ては、誰かの助けが必要です。市町村や民間団体などでは、子育てをサポートする取組を行っています。「安心子育てチェックリスト」や「児童虐待防止通告カード」をとおして子どもへの暴力撲滅に向けて、県民皆様の御協力をお願いいたします。
「安心子育てチェックリスト」及び「児童虐待防止啓発カード」は、今月末までに各市町村へ配布する予定です。
●主な特長
1 「安心子育てチェックリスト」
1 主な記載内容
(1) オレンジリボンについて知ってください
○ 児童虐待防止啓発活動の象徴であるオレンジリボン運動について
○ 県とさいたま市、プロサッカークラブ「大宮アルディージャ」が連携して取り組んだオレンジリボン運動について
(2) あなたにできること
○ あなたにできること
子育てには、誰かの助けが必要です。また、各市町村では、子育てをサポートする様々な取組を進めています。11のチェック項目を御覧いただいて、子育てについて振り返ってみてください。
○ チェック項目
◆次のようなことはありませんか?
@ 泣いたときなど、子どもとのかかわり方がよく分からない。
A 子どもをかわいいと思えない。
B イライラして、ひどいことを言ったり、手をあげたりしてしまう。
C なんとか「よい子」にしなくてはと思いがちである。
◆次のようなことを感じたことはありませんか?
D 子育てについて、これでよいのかなどと不安が強い。
E 子育てに向いていないと思う。
F 眠れない、食欲がないなど体調がすぐれない。
◆子育てを助けてくれる人がいないと思っていませんか?
G 配偶者やパートナーなど、同居する家族の応援がない。
H 子育てについて、同居している方以外の人と話すことが少ない。
I 子育てについて、どこに相談したら良いか分からない。
J 一時保育など子育ての助けとなるサービスの利用の仕方が分からない。
○ 誰にでもできること
自分にできることから子育て中の親子を応援してくださいますようお願いします。
(3) 子どもについての相談窓口について
○ 子どもについての様々な相談は、各市町村の児童相談窓口又は児童相談所でお受けします。
2 作成部数及び仕様
(1) 作成部数 85万枚
(2) 仕様 A5版(両面印刷)
2 「児童虐待防止通告カード」
1 主な記載内容
(1) オレンジリボン運動について
○ 児童虐待防止啓発活動の象徴であるオレンジリボン運動について
(2) 子どもについての相談窓口について
○ 子どもについての様々な相談は、各市町村の児童相談窓口又は児童相談所でお受けします。
○ 児童相談所全国共通ダイヤル(0570−064−000)について
2 作成部数及び仕様
(1) 作成部数 45万枚
(2) 仕様 名刺サイズ(W90o×H55o)(両面印刷)
● 配付先
いずれも、県内市町村に送付します。
■参考情報
● 埼玉県とさいたま市は、リボンの色と同じオレンジをクラブカラーとするプロサッカークラブ「大宮アルディージャ」との間において、オレンジ色を通じた“オレンジのコラボ2009”キャンペーンを2009年3月より一年間、展開してまいりました。
● オレンジリボン運動とは、「子ども虐待防止」の象徴として「オレンジリボン」を広める市民運動です。
「オレンジリボン」には、子ども虐待の現状を広く知らせ、子ども虐待を防止し、虐待を受けた子どもが幸福になれるように、という気持ちを込めています。
平成16年9月に栃木県小山市で二人の幼い兄弟が虐待の末、橋の上から川に投げ入れられて亡くなる事件が起きました。その事件をきっかけに、小山市のボランティアサークル「カンガルーOYAMA」が、子どもへの虐待防止を目指して平成17年にオレンジリボンキャンペーンを始めました。
児童虐待防止推進月間である11月には、国や各地方公共団体でオレンジリボンを活用した啓発活動を実施しています。
● 児童相談所全国共通ダイヤルについて
平成21年10月1日から児童相談所全国共通ダイヤルが運用されています。育児や子育てに悩んだ時、虐待を受けたと思われる子どもを見つけた時などに、ためらわずに児童相談所に電話していただけるよう、全国共通の番号によって近くの児童相談所に電話がつながる仕組みです。
○ 概要
1 共通ダイヤルの番号
0570−064−000
2 仕組み
全国共通ダイヤルに電話をかけると、発信された電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄する児童相談所に電話を転送します。
【主な転送パターン】
(1) 固定電話から発信した場合で、発信された電話の市内局番等から
・児童相談所の管轄が特定できる場合
→ そのまま管轄児童相談所へ転送します
・児童相談所の管轄が特定できない場合
→ ガイダンスに沿って、お住まいの地域を番号で入力してもらうことにより、管轄児童相談所へ転送します。
(2) 携帯電話から発信した場合
→ ガイダンスに沿って、お住まいの地域の郵便番号(7桁)を入力してもらうことにより、管轄児童相談所へ転送します。
3 留意点
・PHSや一部のIP電話からはつながりません。
・プッシュ信号が出せない電話からは郵便番号等の入力ができません。
主催団体 | 埼玉県福祉部こども安全課 |
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担当者 | 埼玉県福祉部こども安全課 |
TEL | 代表 048-824-2111 内線 3324 |
団体分類 | 行政 |
対象ステージ | 少年・少女 |
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資料2月23日子どもへの暴力について知ってください!「安心子育てチェックリスト」「児童虐待防止通告カード」を作成しました。