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安さんの鉄博通信 >> No.19 「てっぱくひろば」がオープンしました。

「てっぱくひろば」がオープンしました。

今回は新しい多目的広場が開設されたお知らせです。
  鉄道博物館の来館者の約半数は家族ずれのお客様です。しかも、お子様は小学生以下の小さい方がほとんどです。天気の良い日に親子で弁当を広げたり、芝生で休憩したり、走り回ったり、・・・という様に気軽に使える憩いの広場がオープンしました。
  開設初日の4月29日は好天にも恵まれ、おかげ様で大盛況でした。
  主な施設などを紹介します。皆様の御利用をお待ちしています。

「てっぱくひろば」の場所は

車両展示ホールの南側、従来のランチトレインの先のエリアで4,900平方メートルの面積があります。館内からは新設の自動ドアーを通ってすぐに出られます。
  高崎線と川越線に平行する長い用地で、すぐ前を行き交う電車のモーター音が心地良いリズムに聞こえます。
  新幹線、ニューシャトル(いずれも上り線)から広場の全貌が良く見えます。一度立ち寄って見たくなる方が有れば幸いです。

主な施設

  1. 芝生広場
    食事やイベントにも利用できます。周囲の植栽を充実させ、緑陰の確保や四季感の演出も計画されています。
  2. お子さま向け公園遊具
    新幹線「はやぶさ」を模した(実物大)すべり台、京浜東北線電車のイメージのジャングルジム、鉄道車両をデザインしたオリジナルの馬型遊具など。
  3. ミニSL用線路
    一周130メートル有り、列車走行のほか、人力走行式の遊具も別途導入の予定です。
  4. 実物車両展示スペース
    となりの大宮車両センターに接続する線路が引き込まれており、話題の車両、珍しい車両などが定期的に展示されます。計画的に入れ替わるのも見逃せないところです。
    一番手は「EF58型電気機関車(青大将色)」と「軌陸車」(きりくしゃ・・・線路も道路も走れるトラック)です。展示車両によっては解説や作動実演も行われます。
  5. ランチトレイン
    従来からの4両のレイアウトが変更されましたが継続使用できます。広場からの昇降がしやすい様に先頭車2両にもステップを付けました。特急車内(エアコン付)と芝生の使い分けが自由にできます。
  6. その他
    公園を兼ねた屋外施設として便利なように、手洗い場と足洗い場が随所に作られています。

私の感想

  • 博物館自体は少々難しくても、鉄道の一面を気軽に楽しめる空間として好適です。見学途中の息抜きの場としてもふさわしい所です。
  • 本館の屋上とは異なり、大地の感触と開放感にあふれています。
  • 「てっぱくひろば」という平仮名の表示に統一され、子供もさんにも分かり易くなっています。

2011/05/01  鉄道博物館ボランティア  安川彰一