03労働時間

この項目で学ぶこと
  • 労働時間の原則
  • 変形労働時間制
  • 時間外労働

使用者は、休憩時間を除き1週40時間、1日8時間を超えて労働させてはならないと定められています。(労働基準法第32条)

学くん
法律で労働時間って決まっているんだね。
彩ちゃん

そうよ。1週40時間以内、1日8時間以内と労働基準法で決まっているの。
ただし、一部に例外はあるけどね。

解説

解説
法定労働時間の特例
常時10人未満の労働者を使用する商業、映画制作を除く映画・演劇業(映画館等)、
保健衛生業、接客娯楽業の法定労働時間は、特例として1週44時間以内、1日8時間
以内となっています。

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変形労働時間制とは、特定の日の労働時間が8時間を超えたり、また特定の週の労働時間が40時間を超えても、一定の期間を平均して1週間の労働時間が40時間以内になることを条件に認められる制度です。

学くん
彩ちゃんの会社の労働時間はどうなっているの?
彩ちゃん
私の会社はフレックスタイム制で、10時に出社することもあるわ。
学くん
え?何それ?
彩ちゃん
変形労働時間の一つよ。私の会社ではコアタイムが設定されていて、
その時間以外は一定の範囲内で自由に仕事を始めたり、終わらせたりできるの。
学くん
そんな働き方もあるんだ。
解説
変形労働時間制
1か月単位、1年単位の変形労働時間制
1か月単位、1年単位の変形労働時間制は、季節等によって忙しい時期と
そうでない時期がある職場で採用されています。
1週間の労働時間が平均で40時間以内となるようにしなくてはいけません。
1週間単位の非定型的変形労働時間制
1週間単位の非定型的変形労働時間制は、労働者数が30人未満の小売業、旅館、
料理・飲食店において、1週間単位(40時間以内)で1日10時間を限度に
弾力的に定めることができる制度です。
フレックスタイム制
フレックスタイム制は、1か月以内の一定の期間(例:4週間、1か月等)を
平均し、1週40時間以内になるように総労働時間を定めておき、労働者が
その範囲内で各日の始業及び終業の時刻を選択して働く制度です。
コアタイム(出勤義務のある時間帯)を定める場合はその時間帯を規定して
おくことが必要です。
みなし労働時間制
事業場外労働
外回り営業等、事業場外で労働し、労働時間の算定が困難な場合に、原則
として所定労働時間労働したとみなす制度。
裁量労働制
業務の性質上、大幅に労働者の裁量に委ねる必要がある場合にあらかじめ
定めた労働時間を労働したものとする制度。
「専門業務型裁量労働制」、「企画業務型裁量労働制」の2種類があります。

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労使間で「時間外労働・休日労働に関する協定」を締結し、労働基準監督署に届け出ることにより、労働時間を延長し又は休日に労働させることができます。(労働基準法第36条)

彩ちゃん
残業にも決まりがあるのよ。
学くん
どういう決まりなの?
彩ちゃん
会社は労働組合などと協定を結び、届け出ることで、残業を命じることが
できるの。ただし、週や月単位などで上限の基準が決まっているのよ。
解説
時間外労働

法定労働時間を超えて労働させることを、時間外労働(残業)といいます。
また、法定休日に労働させることを、休日労働といいます。
時間外労働・休日労働をさせるには
労働基準法第36条による労使協定(いわゆる三六[さぶろく]協定)を締結し、
使用者が所轄の労働基準監督署に届け出る必要があります。
労使は、厚生労働大臣が定めた時間外労働の一定期間についての限度時間を守る
義務があります。

期間 限度時間
一般の労働者 対象期間が3か月を超える1年
単位の変形労働時間制の対象者
1週間 15時間 14時間
2週間 27時間 25時間
4週間 43時間 40時間
1か月 45時間 42時間
2か月 81時間 75時間
3か月 120時間 110時間
1年間 360時間 320時間

※特別の事情が生じた時に限り、上記の限度時間を超えて労働時間を延長すること
ができる旨を定めることができます。

TRY! 確認クイズ

法定労働時間とは1週40時間以内、1日8時間以内である。

労働基準法第32条では、労働者の1週間の労働時間を40時間
以内、1日の労働時間を8時間以内と定めています。
なお、特例として常時10人未満の労働者を使用する商業、
映画・演劇業、保健衛生業、接客娯楽業は、1週44時間以内、
1日8時間以内となっています。
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