イーシティさいたま・さいたまスポーツ応援団
 

  □ はじめての演奏会
 
 
  2006年6月18日(日)彩の国邦楽合奏団 宙〜そら〜コンサート

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トマト
イーシティさいたまで事務全般を担当していまーす。
特徴: 小さい
性格: のんびりや。
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特技: 寝ること
(のび太くんより早い)
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 6/18(日)所沢市民文化センターミューズ マーキーホールで行われた、日本楽器によるアンサンブル「彩の国邦楽合奏団 宙 〜そら〜」コンサート日本の心シリーズを聴きに行って来た。

 サッカー観戦同様、日本楽器のコンサートは始めてである。13:10会場に到着、13:30開演に間に合った。席に座ろうと会場の扉を開いて、驚いた。ほとんど満席である。席がない!!困った。早めに着いたつもりだったのだが。御年配方に先を越された。見渡すと、2階席?の右隅が開いていたので、小走りで席をゲット。なかなか良い席で舞台が良く見える。うん、いい一日になるだろう。

 開演までの時間、どんな方が聴きに来るのだろうか、興味をもった。客層をこっそり見てみた。いや、大胆に身を乗り出していた。周りからは、かなり落ち着きの無い人に見えたに違いない。また、「最近の若い子は〜」なんて言われたら、若くは無いのに、若い子の評判を落としてはいけないと思い、大人しく座りなおした。私のリサーチ?では、ご年配の方から子供までいた。なかなか高尚な子供である。すばらしい人に成長するであろうと勝手に思っていたところ、演奏が始まった。

 まず、最初に「春の一日」という子供の目から見た春への新鮮な驚きと邦楽器の合奏に託して描いた作品が、演奏された。
この曲は、1.序曲、2.花の輪、3.かぎろい、4.春雷、5.終曲よりなる組曲らしい。正直、あまり日本楽器にふれる機会などなく、箏など生で演奏を聴くことなどなかったので、心が洗われるようだった。よって、会場を後にするころには「心が綺麗な新生トマト」の誕生である。その証拠にまず、箏に感動し、尺八に感動し、琵琶に感動し、篠笛に感動し、とにかく感動しまくったのである。

 ただ申し訳ないのは、日本楽器の知識がない?一般常識がないとも言うが、その他の楽器の名前がわからない。今更聞けない。いや聞きたい。隣をみてみた。演奏に聴き入っている。目がキラキラしている。自分の世界に入っている。とても邪魔はできない。今回はあきらめよう。私も自分の世界に入ることにした。

 まず、箏の弾き方に驚いた、弾き方によって、想像するイメージが異なるのだ。春の穏やかなイメージから、雷などのイメージにかわるのだ。しかも手の動きがすごい。とても真似できない素早さである。あれだけ早ければ、生クリームのホイップも簡単であろう。箏だけでなく、他の楽器も同様で、吹き方、弾き方によりまったく違うものになる。目を閉じると、いろいろなイメージが出来るのだ。おもしろい。決して目を閉じたまま寝てはいない。音で想像を膨らませているのである。想像するなど、主催者の思惑道理である。
 また、余談ではあるが、箏の弾き方をみて思った。左手もせわしなく動いている。何をしているのか。左手で何か音を調節しているようだ。気になったので公演後、ちょっと調べてみた。わかったことは、琴と箏がある事。
 琴と箏の違いについて、一般にことと呼ばれ、「琴」の字を当てられるが、正しくは「箏」であり、「琴」は全く別の楽器であるとの事。最大の違いは、箏では柱(じ)と呼ばれる可動式の支柱で弦の音程を調節するのに対し、琴では柱が無い事だそうだ。ちょっとまた、物知りになった。いまさらだが、何事にも興味を持つことは素晴らしいと、自分を褒めた。

 次に「鹿の遠音」つづいて「合奏曲 千鳥」、休憩を挟んで女声合唱による「日本のうた」が、演奏された。
 「日本のうた」では玉山マオさんのソプラノは素晴らしかった。玉山さんの後ろで歌うコーラスのお姉さま方も素敵だった。ちなみに、「ずいずいずっころばし」のうたも歌われ、曲を完璧に覚える事ができ、大、大、大満足である。いままで、曖昧に覚えていたからである。ありがとう!!!長年逢えなかった友人との感動の再会のようである。

 最後に「蒼き狼の夢」が演奏され、公演は終わった。最後の曲ではチンギス・ハーンの誕生から、勇ましく戦う姿を表現しており、これもまた良かった。
残念な事に、私には音楽的センスがまったく無く、リズムが取れない。音域がいまいちわからない。人前ではあまりの音痴さに、恐ろしくて歌えない為、この素晴らしい演奏を言葉で表現できない。どんなに素晴らしかったか、行かれた方は理解できるだろう。
 また、来年もこの会場でコンサートがあるようなので、是非聴きに行かれてみてはどうだろうか。私ことトマトも来年も会場にいると思われる。挙動不審な行動をし、またもや客層のリサーチをしていることだろう。


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