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お客様との絆を築くことで利益は後からついてくる     〜(株)アヴァンセ 取締役社長 伊藤幸司〜

  「昨今の100年に一度の経済危機など全く気になりません。むしろこの流れを自社のチャンスと捉えれば良いのですから」と語る、伊藤幸司社長。
グループ会社(株)イマイ代表取締役 今井哲雄氏より(株)アヴァンセの事業を継承され一年。自ら作成された経営理念と共に、日々邁進されている若き獅子にお話を伺いました。


WEB にも着手しトータルに広告事業を展開

(株)アヴァンセは、埼玉の総合広告コンサルティング会社です。1978年、前身である(有)クリエートファミリーとして設立し、1995年に組織を変更し、現在に至ります。そして、2005年にはWEB事業を開始しました。
事業内容として、従来の広告事業はもちろんのこと、@インフォメーション&コミュニケーション・テクノロジーを用いたWEBコミュニケーション商品の企画立案AWEB企画・デザイン・構築・APS(アプリケーションプロバイダーサービス)企画・開発・販売B総合広告計画の立案・販売促進計画の企画立案他、市場調査・媒体調査・効果測定及びマーケティングに関する各種調査など、トータルに広告のご提案をされています。

利益主義に走らない経営方針が信頼に繋がる

  事業継承をされまだ一年ですが、もうすでに自身の経営理念を作成されており、社員にも毎週月曜日に唱和され、浸透されているということは驚きでしたが、お話を伺っているうちに、既に経営理念の重要さに気づき実践されている背景には、自身のこれまでのビジネスマンとしての理念が強く基本にあり、それを自然に社員の方にも伝えていらっしゃるのだとわかりました。そして、問題になった案件の解決や、従業員に対して説得をしやすくなったなどの経営理念の効果を実感しているといいます。
「売り上げを先に立てるとそれに縛られてしまいます。仕事は、お客様との絆を築き、感動を与え、売り上げてからご褒美をもらうという発想です。その気持ちを自ら社員に持ってもらいたいと思っています。」利益主義に走らない企画・提案。お客様にとって必要でないと思えば、必要ないと提案をできる信頼づくり。自分たちの仕事で感動を与え、納得してくださるお客さまが一人でも増えれば利益につながるという考えからです。

新しいチームを目指す、らいおん社長の試み

また、「今期、社員に徹底してやろうとしているのが、チームビルディングです。」チームビルディングとは、しなやかで強い組織を作るために、会議や体験型の講座・研修、行事ごとに社員をいくつかのチームに分け、意見の交換や簡単なゲームを行い、コミュニケーションの改善やメンバーの相互理解を深め、チームの結束力を強化するものです。
地域になくてはならない必要とされる企業になる為には、まず社員を育て、チームワークで相互の相乗効果を生み、無限の可能性を大きな力として成長していこうという第一のステップとなります。既に効果の実感をもたれているということでした。
経営ビジョンも「ドリームプロジェクト2017」として掲げ、2010年の目標は達成できるであろうとのこと。2017年にビジョン達成後には、また新たな計画があるそうです。
自社WEB内の自身のブログ“はたらく らいおん社長の念(おも)い”(動物占いが、らいおんだそうです。)を拝見させていただくと、一層らいおん社長の経営姿勢と信念が伝わります。また社員の方のブログ“つぶやき”も理念の浸透がされている確かな証拠でもあり、楽しいものでした。是非皆様も一度ご覧になってみていただきたいと思います。
(取材/大宮南地区会広報委員 猪野敦子)

会社概要

  (株)アヴァンセ(大宮西地区会)
 取締役社長 伊藤幸司 
北区奈良町150−8
TEL:048−652−1471
FAX:048−665−9395
URL:http://www.ict-avancer.jp

経営理念
一、 わが社はお客様との「絆」づくりをモットーに、広告のプロとしてお客様に感動を与える。
一、 わが社は地域社会に無くてはならない必要とされる企業となり、従業員一人ひとりがこの使命感を持ち日々精進する。
一、 人の人生観は十人十色、しかし共通するものを見出し創り上げれば、その可能性は無限に生み出せる。
一、 無限の可能性は大きな力となり、その力がより人間的生き方・生きがいと働きがいをもたらす。結果、環境や労働条件が改善され、社員・家族が「幸せ・ゆとり・豊かさ」を味わえる人生を育む事が出来る。



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