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何とかなる・何とかする」精神で前へ進む (株)シティーワン 代表取締役 山本菊也

何とかなる・何とかする」精神で前へ進む

  今年9月、自社の管理物件の多い籠原駅南口にオフィスを移転し「第二創業の思いで新たな船出。同友会での気付きがなかったら、移転はなかったかもしれない」と潟Vティーワンの山本氏に語っていただきました。

ついに移転が完了!

   (株)シティーワンは、建設会社の不動産管理部門を独立させ、平成3年創業。その後社内の事業再編を経て、平成15年山本氏が社長に就任しました。移転した今年9月まで、管理物件への入居募集に対する紹介は、主に駅前などの不動産業者様にお願いするケースが多いものでした。それが今では、景気の流れも大きく変化しており、漠然と描いていた移転の構想を今がその時と決断、全社一丸となって準備を行ってきました。現在の事業の充実化や、一目で客も入りやすい、そしてお客様の要望に応えやすいオフィスや応対はどうあるべきかと、社員とともに時間をかけシミュレーションを重ね、移転が完了しました。

無理難題を課題と考えて

山本氏の人生訓はどのようなことですかの問いに「バランス」が重要。物事に正論をあてはめ、解決していくことは勿論否定はしません。しかし、その裏に何か潰れてしまうものがあるのではないかと考えるのです。
 そしてもうひとつ、「なんとかなるさ・何とかするさ」という心構えです。無理難題は、いつも課題として突きつけられるものです。しかし、正面から問題に向き合い、時代や環境の変化とともに、今まで常識と捉えられていた物事にさえその本質は何かを見極め、自らがワンクッションとなることで、よりよい結果に結び付けたいといつも考えています。時には、介入した問題に、逆に苦労した経験ありますが、この思いが山本氏の人生・経営に生きているのです。

5つのモットー

 バランスをとりながらなら、なんとかなる・何とかすると思うことで、今より前へ進む原動力が生まれていると感じます。願わくは、世の中の弱者といわれる人達も希望を持てる社会がつくれたらと思い、自分自身ができる精一杯の取り組みを実践しています。
 今、会社の朝礼時に、経営理念とともに「5つのモットー」の申し合わせを行なっています。これは、戦後日本の教育実践の金字塔を打ち立てたといわれる「山びこ学校」を生んだ、山元中学校(山形)の閉校に関して、コラム(円卓)が、中小企業家しんぶんに掲載されていました。これから中学校を卒業し就職するという卒業生、佐藤藤三郎氏の答辞(昭和26年)の内容です。
1. いつも力を合わせて行こう
2. かげでこそこそしないで行こう
3. 働くことが一番好きになろう
4. なんでも「何故」?と考えよう
5. いつでももっといい方法はないか探そう
というもので、素朴な言葉の中にも、社員一同、同じ考えを持って先に進もうと、山本氏の思いと重なるものがありました。人が抱える課題を解決していくことは、その人そして自分のためにも、さらには会社のためにもつながります。他と同じものをやっていたのではダメ、お客様が言わんとすることをくみ取り、困りごとを解決することが、自社の生命線だとまとめていただきました。

オフィスに今後の展開を予感

  オフィスの看板やほのぼのした子供たちが並ぶ外壁のデザインも、山本氏の構想を軸に、社員の反論の意見を呑みながらつくり上げたと、苦笑いの山本氏でしたが、社員一同、新たなものをつくって行こうという気持ちが、一つのオフィスを形づくっており、これからの展開に期待せずにいられません。

会社概要

  (株)シティーワン
代表取締役 山本菊也
熊谷市籠原南1丁目318番地
TEL 048-530-0100
FAX 048-530-0200

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