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過去も未来も、ゴム屋であり続けるために…(株)東都ラバーインダストリー 代表取締役 柴田玲

人生の思わぬ展開から入社に

  「やればできる、やるしかないんだから・・・!!」社長として会社を継いでいこうと決意したそのとき、胸に秘めた想い。就任した当時、何千万円の不渡り手形、在庫Xの存在、傾きかけている会社の実情に思わず背を向けることも考えたとか。
 「会社を継ぐ気なんて、さらさらなかった」と話してくださった柴田さん。一時は、建築士を志しながらも(夢は破れ)、大学を中退し、22歳のときにそのまま東都ラバーへ入社しました。

逆風の中、社長に

   最初は営業職からスタートし、お客様と現場の間で右往左往の日々もあったそうです。
そんな柴田さんですが、一番会社が大変なときに、社長としての責を負うことに。それでも踏みとどまって頑張ろうと思えたのは、パートナーとしての従業員の方々との新たな関係の構築と、もともと、追い込まれて能力を発揮するタイプの柴田さん、逆境に負けない前向きな姿勢が、時の流れをうまく引き寄せ、神風が吹くがごとく、会社を立て直されました。

ビジネスパートナーを目指して

“過去も未来もゴム屋です”その言葉の中に、ゴム屋としての誇りを明確に打ち出されている柴田さん。徹底した顧客志向と、医療用ゴム、オリジナルゴム製品など、新たなニーズに対応し、お客様から「東都ラバーに任せておけば大丈夫」と、信頼される会社づくりに力を入られています。何より、従業員の方が楽しく働ける会社であれば・・。あらゆる意味で、ビジネスパートナーであり続けられるような企業でありたいと、お話されていました。

毎年指針セミナーに参加

   実はお父様が、埼玉同友会の創設メンバー。子供の頃は、地区会の運動会にも参加されていたそうで、まさに同友会と共に歩んだ人生。「凡人だから同友会で勉強しなきゃ、と思っている」と、茶目っ気たっぷりに語られていましたが、その実、未来を思い描けるように、継続できる会社経営を、と毎年指針セミナーにも参加。スペシャルなゴム屋を目指して、日々研鑽されているのです。

 同年代との交流からも学ぶ

 指針作りを通してできた、同年代の仲間が集う「44会」。あるときは良きライバルでもある、そんな仲間ができるのも、同友会の魅力なんだそうです。
今年から川口地区会の会長にも就任され(44会も会長なのです)、ますますご活躍が期待される柴田さん。ちょっとお調子者だけど、ホントは真面目で一生懸命で熱い!!彼が率いる、東都ラバーと、川口地区会から、目が離せませんね。

会社概要

  (株)東都ラバーインダストリー 
代表取締役 柴田玲
川口市青木4-22-21
TEL:048-255-7525
FAX:048-255-7524
http://www.tri210.co.jp/

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