地産食彩

老舗酒造

釜屋

今回は騎西町の老舗酒造『釜屋』を訪問致しました。釜屋は寛延元年(1748年 江戸中期)に中山道の宿場町であった現在の地に近江商人の小森久左衛門(初代釜屋新八)が武蔵野の優秀な酒米と近くを流れる利根川の豊富な伏流水に目を付け、また中山道と日光街道と言う主要な街道で、大商圏江戸を近くにするという地の利を得て創業しました。 漫画家おおば比呂志さんのキャラクターと合わさって、

♪飲むほどに、酔うほどに、清酒力士はうまい酒、力士〜♪

と歌われるテレビコマーシャルを覚えている人も多いのではないでしょうか?昭和30年前半から長く放映されたあのコマーシャルです。創業から250余年となる釜屋の12代目(現滑屋 代表取締役社長)である小森行輝さんは現在、美味しく身体にやさしい酒造りをテーマに本格的な純米酒造りに力を入れているそうです。「あまりお酒には強くないんです」と照れくさそうに小森社長は言っていましたが、以前良質な材料でていねいに造られた純米酒を飲んだ翌日、体調があまりに良いのに驚き、日本酒の本当の美味しさに目覚めたとか。数年前から本格的な純米酒造りの仕込みを大幅に増やし、努力の末に完成したのが《釜屋新八》。精米・洗米・蒸し・麹造りなど、すべてにこだわりを持って丁寧に醸し、熟成して旨味を増すこだわりの逸品とのこと。また、釜屋の敷地は広大で、約8000坪の中に酒の神様をお祭りした福寿神社もあります。さらに神社の奥には資料館も有り、ここでは桐箪笥や神棚、明治初期の木造の杜氏の羽織っていた衣装が展示されています。

釜屋

外観

オープンカフェ

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地図情報

■社名 株式会社 釜屋
■設立年 1948年
■代表取締役社長 小森 行輝
■連絡先 (TEL) 0480-73-1234 (FAX) 0480-73-3021
■住所 〒350-0821
埼玉県北埼玉郡騎西町大字騎西1162
■URL http://www.rikishi.co.jp/