〜ホットドッグはボールパークの命?〜
歳もあらたまるので、今シリーズのMLB旅物語は今回で終わりにしたいと思う。2006年シーズンは新たな気持ちで、掲載記事の更新頻度を高めていきたい。(頑張るぞ!)
さてボールパークでの観戦時に欠かせないものは何であろうか?プログラム、スコアカード、カメラ、ラジオなど人それぞれあるだろう。食べ物は、と言えば、アルコールがダメな方にはピーナッツ、クラッカージャック、コットンキャンディ、アイスクリーム等も売り子さんから買える。
でもやっぱりMLB観戦にはビールとホットドッグだ。なかでもホットドッグはそれぞれのチームによってソーセージの大きさや味も違うし、美味いものとそれほどではないものといろいろある。かつてドジャースタジアムのホットドッグである“ドジャードッグ”は非常においしいとの評判もありました。しかし90年代後半に業者が変わってからは、「味は落ちたね」とロサンゼルス在住の友人が言っていたのも思いだす。
ホットドッグ、パンにソーセージを挟んだだけの食べ物ですが、MLBのチームにとったら貴重な収入源である。
アメリカのナショナル・ホットドッグ・アンド・ソーセージ評議会というところの調べによると2000年に1番ホットドッグが売れたMLBのチームはインディアンスで180万本、2位がドジャースの140万本、3位がレンジャースの100万本であったそうだ。さて各チームのホットドッグの平均価格について正確なものはわからないが、だいたい4ドルぐらいと見てそう大きな間違いはないだろう。そうするとインディアンスの場合、180万本×4ドルとして年間720万ドル(8億6400万円)となり中堅選手の年俸にも匹敵する額を稼ぎだしているということになる。ボールパークの食べ物は街なかで買うよりは確かに高い、2倍近い価格になっているものも多い。しかし各チームはたった3時間という短いなかでいかに売り上げを上げようかとさまざまなメニューを用意している。
最近は日本人選手のMLB進出につれて日本からの団体ツアー客の増加などもあって一部のボールパークには寿司や牛丼といったものも売店においているチームもある。
しかしせっかくアメリカへ来て、MLBの試合を楽しむのであれば寿司や牛丼はやめよう!ホットドッグにオニオンをふりかけ、マスタードとケチャップはお好みで、ビール片手にアメリカンな気分で盛り上がろう。
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