ゴールデン・ウィークとなり、アメリカへMLB観戦に出かけている方もいるのではないだろうか?さて今回は最近のMLBのチケット価格を概観しよう。最近はインターネットを利用して日本にいながら観戦したい試合、希望の座席まで指定して購入できる便利な時代となった。事前にチケットを購入しておけば安心してアメリカへ行けるというものである。日本プロ野球ではチームによってチケット価格はさほど大きな違いはないが、MLBではチームの勢いや地域性によって大きく違うことがわかる。手許にある月刊メジャーリーグ5月号(ベースボール・マガジン社刊)別冊付録から見てみよう。夏休みなどこれから観戦を予定されている皆さんにお役に立てば幸いである。
さて最も高いチケットはどこか?ということになるわけだが、各ボールパークでの最高価格のチケットを比較してみると、
215ドル(シンシナティ:グレートアメリカン・ボールパーク)
210ドル(ピッツバーグ:PNCパーク)
195ドル(トロント:ロジャースセンター)
130ドル(ボストン:フェンウェイ・パーク)
120ドル(アリゾナ:チェイス・フィールド)
などが上位となっている。ちなみに130ドルのフェンウェイ・パークのチケットは名物の“グリーンモンスター”の座席である。参考までにヤンキースタジアムのチケットではネット裏や内野席のチケットは売り切れとなっており、我々が購入できる可能性があるのは内野から外野のポールに近い席が52ドルとなっている。
一方、最高価格のチケットが安いボールパークを見てみると、
27ドル(カンサスシティ・カウフマン・スタジアム)
41ドル(ミネソタ・メトロドーム)
46ドル(クリーブランド・ジェイコブス・フィールド)となっており大きな違いがあることがわかる。
またチケット代を安く上げたいとか外野席やアッパー・デックで十分だよと言われる方には、多くのボールパークで10ドル以下の価格の席もあるので安心してほしい。
ただ最近のチケットは同じ座席でも、ウィークディやウィークエンドなど曜日が違ったり、対戦カードが違ったりすると価格が異なるように設定されているところもあるので注意が必要だ。
私も今シーズンのアメリカでの観戦日程を練っている最中であるが、地域や対戦カードなどを考えながら頭をひねることが楽しいものである。
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